ハイエースベース新型キャンピングカー「トリグラフ」がジャパンキャンピングカーショー初登場!先輩モデルとどう違う?
ファンルーチェは1月31日(金)~2月3日(月)に千葉県・幕張メッセで開催される「ジャパンキャンピングカーショー2025」で新型ハイエースベースキャンピングカー「トリグラフ」を初公開する。
その名は「トリグラフ」。名前の由来は?
「アドリアモービル」の生産国、スロベニアの風景
新型ハイエースベースのキャンピングカー「トリグラフ」。あまり聞きなれない単語だが、名前の由来は製造元であるファンルーチェが属するLACホールディンググループにある。
トリグラフはヨーロッパ・スロベニアにある最高峰の山で、日本で言う富士山のような象徴的な存在だ。この名前が選ばれた理由は、グループの一員であるデルタリンクが取り扱う輸入キャンピングカー「アドリアモービル」がスロベニアの企業であることからで、トリグラフという名前に、グループとアドリアモービルの結びつきと今後のグループの成長という願いを込めた。
トリグラフはどんなキャンピングカー?
トリグラフのレイアウト図
ではそんな「トリグラフ」、どのようなクルマになるか?入手したレイアウト図を見てみよう。エントランスを入ってすぐが対面のリビングルームで、マルチルームとキッチンを挟んで最後部が2段ベッド。運転席と助手席の頭上にバンクベッド。4人就寝のファミリータイプと思われるレイアウトだ。
ほぼ「セレンゲティ525」では?
トリグラフの先輩モデルと予想される「セレンゲティ525」セレンゲティ525の車内。対面リビングにマルチルームとキッチン、最後部に2段ベッドがある
こちらはファンルーチェの人気モデル「セレンゲティ525」の内装写真だが、レイアウトは上で見たトリグラフと同じ構成に見える。セレンゲティ525もトリグラフ同様にハイエースのロング・ワイドボディ・ミドルルーフをもとに作られているのでおそらくサイズ感も同様。
大きな違いは、ファンルーチェはキッチン部に冷蔵庫でコンロはカセットコンロ使用なのに対し、トリグラフは冷蔵庫をエントランス左に配置し、キッチンにシンク一体型の2口コンロを備えていること。キッチン部分を本格的に使える構成にしている。
セレンゲティ525のキッチン。トリグラフはこの写真の単座シートをなくしてキッチンを拡大しているようだ
トリグラフのシェルは新作で、見た目がスタイリッシュに
ここで冒頭のイラストに戻ると、トリグラフはセレンゲティに比べて運転席頭上のバンク部分の高さが抑えられているようだ。実際セレンゲティ525より全高を50mm落としているとのことで、ロープロファイルと言われるスタイル寄りに。
ロープロファイルなキャンピングカーの例・エトルスコT6900SB(ユーロトイ)
ロープロファイルとはこの写真「エトルスコT6900SB」のように、運転席頭上のバンクの高さや張り出しを抑えたスタイルで、見た目のスタイリッシュさだけでなく、空気抵抗減による燃費向上など実利もある。
トリグラフは外観に合わせて内装もモダンな方向に寄せてくるかもしれない。実車公開が楽しみだ。