初めての新型キャンピングトレーラー!納車は大変?!そんなことない?! その一部始終をご紹介!
お気に入りの自家用車でキャンピングカーライフを始めたい人にこそ注目して欲しいのが、キャンピングトレーラーという選択。だが、運転が難しそうに感じたり、納車が大変そうとか、購入にあたって不安に思う方もいるのでは?実際は、こんなにも親切丁寧に納車が行われているのだ。
オートキャンプよりも、気軽に楽しく愛犬と共に旅をしたい!
ランクル300は納車後の慣らし運転を兼ねて、山口まで往復2000㎞のロングドライブを楽しんだ。いまはキャンピングトレーラーで愛犬とくるま旅に出かけるのが待ち遠しいTさんご夫妻
これまで80、100、150プラド中期、300系と歴代ランクルを乗り継いできたTさんご夫妻。テント泊でキャンプを楽しんでいたが、設営と撤収がおっくうになり、天候を気にせず快適に過ごせるキャンピングトレーラーの魅力を動画サイトで知り、けん引免許不要で日本の使用環境に適したエメロード406VIPハイブリッドIIを、初めてのキャンピングカーに選んだ。
ランクル好きのTさんがずっと待っていた、大トルクのディーゼルエンジン搭載車。300系は3.3Lのディーゼルターボで、最大トルクは700Nm(71.4kgm)。車重750㎏のエメロード406のけん引には十分すぎるスペックだ
Tさんがプラドからランクル300の3.3Lディーゼルターボに乗り換えた理由はトレーラーをけん引するため。メーカーオプションの「トレーラーヒッチ」も装着済みで準備万端のはず…が、ランクルからトレーラーに電気を供給するためのカプラーがアメリカントレーラー用の7ピンだったので、欧州車規格の13ピンに変更。併せて、ランクルのメインバッテリーにリレーをかませてDC12Vを2系統取り出し、それぞれトレーラーの冷蔵庫とサブバッテリーに給電する配線作業を納車時にインディアナ・RVで実施した。
キャンピングトレーラー納車時に、けん引車へ装置を装着することも可能!
キャンピングトレーラーを使ううえで、迷わない&わからないを払拭するため、スタッフが極意を伝授?!
インディアナ ・RVが独自で開発&採用したVIP (Vエディション・インディペンデント・パワー )HYBRID2とは?
インディアナ・RV独自のパッケージ装備が「VIPハイブリッドII」。鉛サブバッテリーとポータブル電源に、補充電を行なうソーラーパネルを組み合わせてトレーラーに最適化した電装システム。例えば、外部AC電源接続時はポータブル電源への充電と、ポタ電のAC出力がパススルーで鉛サブバッテリーに入る仕組み。ポータブル電源からはAC電源で稼働する電子レンジや温水器などにAC100Vが給電され、鉛サブバッテリーからはDC12Vで稼働するFFヒーターや冷蔵庫、LED照明などに給電。Tさんが指さす「12Vバッテリースイッチ」をオンにすると、外部AC入力がポタ電を経由して鉛バッテリーにパススルー充電される。もちろんポータブル電源は、取り外して単体でも使用可能な設計だ。
さらにインディアナ・RV独自の装備が、プロパンガスを使わないカセットガス供給器。元栓は引き出し上段の奥にある。3バーナーには点火装置がなく、ライターなどで点火する欧州式。シンプルで壊れにくい合理的な設計だ。ほかにも、オプションでウインドウクーラーを装着することもできるので、オートキャンプをする際だけでなく、防災シェルターとしても使用可能な設計となっている。
スペアタイヤや排水タンク、クランクハンドルが収まるフロントロッカーの装備説明。赤い携行缶はFFヒーターの燃料(灯油)を入れるためのもので、10Lで約50時間稼働。燃料ホースの中に残った灯油が結晶化するのを防ぐために、シーズンオフの前に空にする
フランスのトリガノ社と、インディアナ・RVが日本市場のために作ったエメロード406。左エントランスや欧州のこのクラスのトレーラーには採用されていないU字テーブルセットの採用、動線を考えたリヤトイレ&シャワールームなど、使い勝手のよさが好評
キャンピングトレーラーを使う上で、大事なこともしっかりレクチャー!
インディアナ・RVは屋内展示場だから、納車前のレクチャーも天候に左右されずに行なえる。基本的には1日一組限定でトレーラーの知識豊富なスタッフが体験談や実演を交えつつ装備の使い方や長持ちさせるコツ、メンテナスの頻度などを丁寧に説明してくれる