【連載】キャンピングカーで「日本列島RVパークの旅」第24回RV KUMONパーク(香川県)
立地のよさに加え充実施設でゆっくりできる集いと憩いのパーク
四国では人口が2番目に多く、香川県の最大都市である高松市。現在では明石海峡大橋(神戸・鳴門ルート)や瀬戸内しまなみ街道(尾道・今治ルート)など、本州四国連絡橋は3つあるが、いちばん最初は1988年に開通した瀬戸大橋(児島・坂出ルート)で、岡山県と香川県を結び「四国の玄関口」とも呼ばれている。
そんな香川県高松市にあるのが今回紹介するRV KUMONパーク。高松道・高松中央ICから県道43号経由で約10分とアクセスもいい。
約1200坪もある広大なパークは運営者の公文健二さんの自作で、RVパーク以外にもシティキャンプ場や屋台、サウナにジム、エステサロンなど、複合施設となっているのが特徴。入り口脇にはウサギにヒツジ、ブタなどの小さな動物エリアがあり、ドッグランも完備する。
仕事の合間に約1200坪もある広大なパークを作り上げた
区画サイズは長さ7×幅5×高さ4mで10区画を用意。区画内では焚き火もでき、パーク中央にあるフリーサイトや屋根付きBBQスペースでは、別料金でキャンプやBBQをすることも可能となっている。 施設内にはシャワーやサウナ、ランドリーもあり利便性もよく、近所には人気の仏生山温泉 天平湯もある。さらにパーク裏手にはコンビニやドラッグストア、精肉店があり、買い物にも困らない。外食派にうれしい、香川名物のうどん店が徒歩圏内に2軒あるなど、立地のよさも特筆ポイント。
近くを散策するのに便利なレンタルサイクルをはじめ、レンタルバイクやレンタカーもある。これらを利用すれば周辺観光もしやすいだろう
地元の人も集う、魅力あふれるRV KUMON パーク
高松市という都市部でありながら、気軽に家族連れでBBQやキャンプが楽しめるよう作ったという経緯もあり、週末はRVパークの利用者以外にも地元の人も多く訪れる。
そんなRV KUMONパークでは、地元の人とも交流できるのが魅力。夜はフリーサイトやバーベキュー場、屋台といったさまざまな場所で、初対面の人同士がキャンピングカーのみならず旅や食など、いろいろな話で盛り上がる。さらに屋台では公文さんが自ら腕をふるって料理を提供してくれる。以前は東京・吉祥寺にある肉の名店「肉山」で修行した経験があり、調理の腕もピカイチ。近所の人が夕食に来るのもうなずけるほどの美味しさだ。
香川旅の拠点に最適で、近くには四国八十八ヶ所霊場の第83番一宮寺と第87番長尾寺が近いのでお遍路旅の人にも便利。泊まってみて個人運営のRVパークとは思えない充実した施設にただただ驚くばかり。穏やかな時間が過ごせ、人との繋がりが生まれる暖かいRVパークだった。
RVパーク周辺には、霊場もソウルフードのうどんも!
〒761-8084 香川県高松市一宮町607 本堂左のほこらに「地獄の釜」があり、頭を入れると境地が開けるが、悪いことをしていると抜けなくなるとの言い伝えが残る
〒769-2302 香川県さぬき市長尾西653 源義経の恋人だった静ご前が義経亡き後、尼になるためこの地で剃髪。本堂左側には静ご前の髪が埋められた剃髪塚がある