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旅の途中でローソンに泊まる。千葉県の一部店舗でRVパークの実証実験始まる!

7月14日、大手コンビニチェーンのローソンが、店舗の駐車場を利用した「RVパーク」の実証実験を千葉県内にてスタートさせた。
「なぜコンビニにRVパーク?」と思う人もいるかもしれない。
ローソンでは、21時から翌6時までの時間帯の稼働率が下がるそうだ。その時間帯に空いている駐車場を活用したい……。一方、RVパークの普及を進めている日本RV協会としても、買い物ができたりトイレが利用できるという利便性や24時間営業しているというコンビニの営業形態を活用できれば……。そんな両者の思いが結実し、ローソンと一般社団法人日本RV協会、グローリー株式会社が連携し、今回の実証実験と相成ったわけだ。

コンビニを利用する一般客の駐車場だけに、オーニングの展開や車外での飲食&調理などは不可だが、コンビニの駐車場で車中泊できるというこの取り組みは、キャンピングカーのインフラ面で、大きな一歩だろう。

なお、ローソンの場合はあくまで目的地ではなく中継地点としての位置付けだ。しかし、観光やアクティビティなど、旅の目的のために睡眠や充電、ちょっとした買い物などが便利に行えるコンビニで車中泊できるのは大きなアドバンテージ。

取材日は実証実験の開始から約2週間が経過していたが、「すでに120組を超す予約が入り、利用者はペット連れやファミリーなど幅広い」と担当者はうれしい悲鳴だ。
現在、各店舗や周辺住民、利用者からの苦情などは一切なく、逆に他県から開設希望といった要望の声が上がっている。今後、2026年の6月30日まで実証実験を続け、さまざまなデータを集め、精査する予定。今後、全国各地にコンビニRVパークが増えていくことに期待したい。

ローソンRVパークの利用方法は?

今回の実証実験では1店舗、1区画のみ利用が可能。1区画は駐車場2台分のスペースとなっている。予約は専用予約サイトであるRV-Park.jp(https://rv-park.jp/)から事前決済(wクレジットカードのみ)が必要。
パークに到着したら店舗レジにて車両のナンバーと名前を伝え、利用許可証・注意事項記載用紙・ゴミ袋1枚を受け取る。

利用中はフロントウインドウから見える位置に利用許可証を置くのがルール。チェックアウトはレジに利用許可証を返却するだけと、手間要らずなのもいい。

ローソンで購入した飲食物は店舗に備え付けのゴミ箱で処理できるほか、車中泊で出たそれ以外のゴミについてもチェックイン時にもらったゴミ袋1枚分まで無料で処分してもらえる。トイレや洗顔などは店舗内のトイレで利用が可能だ。電源についても、店舗によって異なるが延長コードなどを貸し出してくれるので、車内でAC100Vが使える。

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