フィルム式だけじゃない!今こそ知りたいキャンピングカートイレ
各社から最新のフィルム式トイレが続々と登場する、まさに戦国時代の様相を呈するキャンピングカートイレ界隈。とはいえ、輸入モデルや中古モデルのトイレには、フィルム式とは違うトイレが採用されていることも。ということで、ここでキャンピングカーのトイレ事情をおさらいしてみよう。
キャンピングカートイレのトレンドはフィルム式!
水を使わず汚物を特殊なフィルムで密閉して処理するフィルム式トイレ。近年モデル数を増やし、どんどんキャンピングカーに採用されているトイレだ。その背景にあるのは「手軽さ」。フィルムで密閉するのでニオイも漏れにくく、密閉された汚物は、家庭ごみとしての処分が可能。生ゴミや子供やペットのおむつなどもいっしょに処理することもできる。これまでのキャンピングカーのトイレにはない特徴がたくさん。熱でフィルムを圧着する仕組みのため電源が必要だが、バッテリーで駆動するモデルも出てきており、可搬性も高くなってきた。
ではフィルム式が本格的に登場する以前はどうだったのだろうか。カセット式やポータブルトイレがメインストリームだった。こちらは家庭のトイレ同様水洗式。汚物を水で流して、タンクに貯め、ダンプステーションなどで処理をする仕組み。まだまだこちらの方式のトイレを備えた中古車や輸入車モデルも存在するので、知っておいて損はない。
コレだけは知っておこう!3つのトイレ
フィルム式トイレ
ここ数年で注目のトイレとなったラップ式。これまでのトイレは汚物の処理はタンクにためたものを排出していたが、ラップ式はフィルムに包んで捨てる。水洗ではなく便器にビニール状のフィルムライナーを掛けて、凝固剤を入れてから用を足す。リモコンの操作によりフィルムの口を熱圧着し密閉。袋に封入されるのでニオイが出ない。廃棄方法は各自治体の指示に従い処理する。
給水の必要がないし、廃棄しやすい。駆動用の電源は必要だが、モバイルバッテリーで動く製品もある。フィルムはカセット式で使うたびに自動供給。凝固剤を入れる手間こそあるが、使い勝手のよさは従来品と比べられないほどいい。
フィルムで汚物と凝固剤を密閉。本体下部に密閉した汚物を貯めておくスペースがあるものもある
カセット式トイレ
本体と一体化された水タンクで構成される固定式トイレ。基本は家庭用トイレと同じ水洗式だが、用を足した後はレバー操作で汚物タンクに落としてから洗浄。汚物タンクはカセット式で車外から取り出して専用のダンプ施設やトイレに流す。この処理が嫌とか大変とされているが、洗浄水や汚物タンク内に専用のケミカル剤を使うと分解されるし、ニオイもそれほど気にならない。
汚物を貯めるタンクは車外から取り出せる構造になっているものも。持ち運びのための取手などもある
ポータブルトイレ
気軽に持ち運べるトイレ。内部が水タンクとなっている便器と汚物をためるカセットトイレと同じようなタンクで構成。水洗式で電動タイプもあるが、ポンプでタンク内を加圧して水を流す方式が主流。使用後に汚物を落下させるレバー操作が必要。
通常は本体と一体となっている汚物タンク部分


