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【ライター岩田一成】の3台目でもまだ楽しい!『後悔しない』キャンピングカー選び

キャンピングカー選びの基本は、「どんな使い方をするのか」「何人で使うのか」を明確にすること。そして、結婚・出産・子育て・子供の独立などライフステージの変化に伴って、理想のキャンピングカーのカタチも変わる。今回は、30代から3台のキャンピングカーを乗り継いできた筆者が、どんな理由で乗り替えを決めたのかを紹介する。

【ライフステージで変化するキャンピングカー選び】街乗りも車中泊も諦めない。導き出した「3つの必須条件」

筆者が初めて購入したキャンピングカーは、ハイエースをベースにしたポップアップルーフバンコン(バンコンバージョン)。購入当時、長女は5歳、長男は0歳。子育てと仕事に追われる日々の中で、キャンピングカー選びの絶対条件としたのは、「1台ですべての用途(日常使いから旅まで)を完璧にこなせること」であった。

具体的には、以下の3つの条件を軸に検討を重ねた。

・取り回しの良いボディサイズ: 市街地での走行や買い出しに困らないこと

・全高2.1m以下: 出先の自走式立体駐車場に制約なく入庫できること

・家族4人分の就寝スペース: 家族全員がゆとりを持って眠れること

これらの条件に合致したのが、アムクラフト(現在は閉業)の「コンパス」というモデルである。

ベース車である「ハイエース ワイドミドル」は、アルファードなどの大型ミニバンと同等のサイズ感であり、普段使いでも持て余すことはない。

最大の利点は、ポップアップルーフ格納時の全高が約2.1mに抑えられている点だ。これにより、多くの商業施設にある高さ制限付きの立体駐車場も問題なく利用できる。

一方で、キャンプ地でルーフを上げれば、最大6人分の就寝スペースが出現する。機動力と居住性を高い次元で両立させたこの1台は、我が家にとって理想的な選択であった。

至福の時間は一瞬。快適だったはずの車内が「狭く」感じ始めた理由

コンパスは、我が家にキャンピングカーの真の楽しさを教えてくれた最高のクルマであった。買い物や仕事といった日常の足から、毎年夏恒例の北海道長期旅まで、このバンコン1台ですべてをこなした。休日になれば各地のキャンプ場へ足を延ばし、子供たちの笑顔が絶えない至福の時間を過ごした。

転機は「子供の成長」。広々とした車内が狭く感じ始めた現実

そんなお気に入りのバンコンを乗り替えた理由は、

「子供の成長とともに、広いと思っていた車内が狭く感じられるようになった」から。

購入当時は広大に感じられた車内も、子供が大きくなるにつれ、物理的な窮屈さを隠せなくなっていった。もちろん、子供たちが小学生の間はそのまま乗り続けることも可能であったろう。しかし、ここで筆者はもう一つの現実的な問題に直面する。

わが家は1年で2万㎞近く走るヘビーユーザーなので、乗り替えのタイミングを延ばすと走行距離が増えて買取の条件も厳しくなる。

「どうせ乗り替えるなら、早い方がいい」と、

そう確信した筆者は、購入からわずか3年というタイミングで、バンコンから「キャブコン(キャブコンバージョン)」への乗り換えという大きな決断を下したのである。

【2台目の選択】走行性能と居住性を妥協しない「ハイエースベースのキャブコン」

子供たちとより充実したキャンピングカーライフを送るため、2台目に選んだのはファンルーチェの「セレンゲティ」である。数あるキャブコンの中から本機を選んだ理由は、以下の3点に集約される。

・ハイエースベースの優れた走行性能: 長距離移動でも疲れにくい安定感を重視

・「5×2m」の絶妙なサイズ: 取り回しの良さを維持できる限界の寸法

・ファミリー向けのリヤ2段ベッド: 子供たちがパーソナルスペースを確保できるレイアウト

特に、仕事や普段使いをギリギリまで許容できる「全長5m×全幅2m」というサイズ感と、キャブコンの中でも動力性能に定評のあるハイエースベースであることには強くこだわった。

「多少の不便」を補って余りある、劇的な快適性の向上

バンコンからの乗り換えにより、市街地での普段使いにおいて多少の不便が生じたのは事実である。しかし、それ以上にキャンプやクルマ旅における快適性は劇的に向上した。

断熱性に優れ、大人が立って歩ける本格的な室内空間に、子供たちも大喜びだった。キャンピングカーとしての「本来の魅力」が一段と増したことで、休日の活動範囲はさらに拡大。日本中を旅して回る中で、家族の絆を深める数えきれないほどの思い出を刻むことができたのである。

10年15万kmの軌跡。家族の成長と共に迎えた「第3の選択」

2台目のキャブコンと歩んだ期間は10年、総走行距離は15万kmに達した。

購入当時は小学生だった長女は大学生に、幼児だった長男は高校生へと成長。文字通り、このクルマは我が家の成長の記録そのものであった。そんな深い思い入れのあるキャブコンを手放し、次なる相棒を選んだ理由は、「家族旅から夫婦2人旅へ」というライフスタイルの変化である。

子供たちが成長し、各自の時間を過ごすようになると、必然的に夫婦だけで旅に出る機会が増えていった。 4〜5人で過ごすための大空間は、今の私たちにはもはや過剰な装備となりつつあった。

そこで導き出した新たなコンセプトが、「居住空間を多少削ってでも、クルマとしての基本性能・走破性を重視する」という選択である。

3台目の最適解】「広さ」よりも「走破性」。夫婦旅を見据えた合理的なダウンサイジング

検討の末に決断したのは、トヨタ・ハイラックスをベースとした「トラキャン(トラックキャンパー)」に乗り換えた。

トラックの荷台に居住用シェルを積載するこのスタイルは、キャブコンにはない機動力と、ピックアップトラックならではの力強い走行性能を兼ね備えている。過酷な道でも厭わず進める「四輪駆動の信頼性」と、夫婦2人で過ごすには十分な「凝縮された居住空間」。

人生の新たな章を、より自由に、よりアクティブに楽しむための「最適解」がここにあった。

3台目の相棒として選んだのは、トヨタ・ハイラックスをベースにしたトラックキャンパー、MYSミスティックの「JキャビンHN」である。

このスタイルの最大の魅力は、「シェルを積載すればキャンピングカー、降ろせばピックアップトラック」として、シーンに合わせた2WAYの運用が可能な点にある。普段はトラックとして機敏にこなし、旅の際には居住空間を背負う。この合理性こそが、今の筆者が求めていた形であった。

妥協のない安全性。先進機能を備えた「5人前向き乗車」の安心感。乗り換えの決定打となったのは、ベース車両であるハイラックス自体の高いポテンシャルである。多くのキャンピングカーが抱える「乗車中の姿勢」や「安全性」の課題に対し、トラキャンは明確な答えを持っていた。

・5人が前向きに座れる純正シート: 長距離移動でも疲れにくく、乗員の快適性が高い

・充実の安全装備: 7個のエアバッグと最新の先進安全機能を標準装備

・圧倒的な悪路走破性: 本格4WDシステムにより、未舗装路や雪道でも不安がない

ダブルキャブの荷台にシェルを積載する構造上、キャブコンよりも室内空間は狭いが、ソロや夫婦+愛犬の旅には十分。5名分のベッドがあるので、年に数回の家族旅にも対応できる。

何よりもシェルを降ろしてハイラックス単体で使えることで、仕事や普段使いがキャブコン時代とは比べ物にならないほど快適になった。

現在、夫婦旅がメインの筆者にとって、トラキャンは最高の相棒。車両単体でデイキャンプやスノボ、日帰りドライブに出かけることも多く、アクティブなキャンピングカーライフを送ることができている。

ライフステージと共に進化する「理想のキャンピングカー」

子供が幼い頃は、街乗りからレジャーまでマルチにこなせる「バンコン」。
子供の成長期には、圧倒的な居住性を誇る「キャブコン」。
そして子供が自立し、夫婦2人旅がメインとなった現在は、走破性と機動力を備えた「トラキャン」。

筆者がその時々の環境に合わせて3台のキャンピングカーを乗り替えてきたように、ライフステージによって“最適なキャンピングカーのカタチ”は変わる。豊富なバリエーションからニーズに合ったクルマを選べるのも、キャンピングカーの魅力。その時々の環境に合ったモデルをチョイスして、最高のキャンピングカーライフを満喫しよう!

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