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まだ間に合う!ジャパンキャンピングカーショー2025を存分に楽しむ方法はコレだ!

2025年1月31日(金)から2月3日(月)までの4日間に渡り「ジャパンキャンピングカーショー2025」が千葉県 幕張メッセ国際展示場にて開催中だ。各社が注目の新型車をお披露目する日本最大級のイベントであることには今年も変わりないが、今回は過去最大のフロア面積、そして展示車両数を誇り、キャンピングカー市場の隆盛をなにより伝える結果となっている。そんな盛り上がりを見せるキャンピングカー業界の今年のトレンドを中心に、今年の見どころや注目車両をレポートしよう。

今年のジャパンキャンピングカーショーは広いぞ!

まず今年のジャパンキャンピングカーショーを楽しむにあたって、注目したい点は国際展示場ホール1~6までにフロアが広くなった事について触れておくべきだろう。当然、展示車両の数も過去最大で423台ものキャンピングカーたちが我々を待っている。そして今年、編集部が注目したいのはコンパクトキャブコンの市場だ。
エントリーモデルとしての立ち位置はもちろん、ある程度キャンピングカーに慣れてきたからこそサイズダウンして使い勝手を向上したいというニーズもあると思う。そんな需要に応えるように、今年のキャンピングカー市場には各社から意欲的なコンパクトキャブコンのリリースが相次いでいる。
ここからは編集部が注目するコンパクトキャブコンの車両をいくつかご紹介しよう。

ナッツRVの新モデル「Joly Bee(ジョリビー)」

業界最大手のナッツRVからは”スマートキャブコン”、略して”スマコン”を新たに提唱。その嚆矢として新モデル「Joly Bee」を投入し、キャブコンの新たなスタンダードモデルを形作ってきた。いわゆる”キャンピングカー”の花形とも言えるキャブコンだが、運転に不安を覚える人も多いだろう。日本の道路事情に合わせた、大きすぎず、窮屈でもない設計で移動と居住性のバランスの妙を巧みにつくのは、さすがNUTSと言わざるを得ない。ミニバンよりも短い全長4.7m×全幅2.0mは一般的なコインパーキングなどにも不安なく収まるサイズ感となっており、その中に冷蔵庫・家庭用エアコン・電子レンジ等と、それらを動かすための電装設備、寝室周りなどはもちろん確保している。その上、798万6000円からというプライスは正直、破格だ。ぜひその驚きを会場で体感していただきたい。

ナッツRVブースでは注目のスマコンシリーズのほかに、長年同社のフラッグシップとして愛されている「クレア」の2025年モデルもあわせて注目したい。クレアの高品質さに感動すること間違いなしだ。ナッツRVのブースはホール1となっている

ダイレクトカーズのブースでは初日の12:00から新型モデルの除幕式が行われた

続いて注目したのは、ホール4~5にかけて一大ブースを築き上げているLACホールディングスより、ダイレクトカーズだ。中でも今回投入した新モデル「Osteria(オステリア)」もまた、やはりエントリーモデルとしておすすめしたいコンパクトキャブコン。元々、同社のエントリーモデルとして存在している「Risa(リーサ)」の電装をより豪華にしたような立ち位置となっている。ダイレクトカーズお得意のバンクベッド底面に配置した大型テレビや、細部のディティールアップにより、居住性を高められている。白を基調とした明るい室内もコンパクトさを感じさせない要因の1つ。収納やマルチルームも備えて5m×2m未満に収めているレイアウトをぜひブースで感じてほしい。

ダイレクトカーズを有するLACホールディングスはホール4~5の奥側にブースを構える

100Vのコンセントを2口備えており、旅先でのレクリエーションにも使い勝手の良い仕様なのは嬉しい

VANTECHはASTRARE(アストラーレ)シリーズから新たにTRIAS480をデビューさせた

編集部が注目するコンパクトキャブコンモデル、最後はVANTECHの新モデル「TRIAS480(トリアス)」を紹介したい。文字通り全長は4800mmと5m以内に収めたコンパクトボディは、まるでチューニングカーを彷彿とさせるようなエアロ形状となっているが、これらもすべて装飾ではなく、高速走行時の安定性などを考慮された上での外観となっている。マルチルームこそないものの、間仕切りを使って実質的にマルチに使えるようなスペースがあったり、走行面、収納面、機能面とあらゆる角度から老舗らしい工夫が盛りだくさんの意欲作だ。その他にも新型のいすゞ・エルフミオをベースとしたキャンピングカー専用シャーシ「Travio」の展示も行っており、今後VANTECHがこれをどう調理し、仕上げてくるのかにも期待を寄せたい。

開場直後から多くの人だかりを作っており、注目度の高さが伺えるVANTECHブースはホール6(海浜幕張駅側)となっているいすゞのエルフミオをベースにしたキャンピングカー専用シャーシ「Travio」

今年30周年のトイファクトリー ブースにも注目!

まさに”はじまりの1台”こと100系ハイエースをベースに制作された「リンドバーグ」がブース中央に鎮座

今年で創業30周年を迎えたTOY FACTORYからも注目の車両をいくつかご紹介しよう。ひときわ目立つブース中央に展示されているのは、同社の市販第一号モデル「リンドバーグ。奇跡的に中古市場に出回ってきたところを発見し、代表の藤井氏が買い戻したというヒストリー付きの車両だ。また編集部が注目したのは輸入車部門のユーロトイより、フィアット・デュカトベース「ジョイア」。通常は乗車定員が2名のところを5名乗車/5名就寝を実現したのが最大の売りだ。また車内レイアウトはハイエースカスタムを得意とする同社の人気モデル「バレイア」を彷彿させる形状なだけに、使い勝手も期待できる。そんな「バレイア」はなんとディズニーの世界観をキャンピングカーで表現したモデルの発売も決定しており、30台限定のライオンキングエディションは1月31日から先着順の受付を開始したばかり。

バレイアのライオンキングコラボモデル。「子供は親の背中を見て育つ」という作品が持つメッセージ性と同様に、ぜひ親子で旅に出る為のツールとして使って頂きたいフィアット・デュカトベースの「ジョイア」は車体左のスライドドア同様にリアゲートの間口もご覧の広さ。バンコンとは思えない開放感を味わえるはずだトイファクトリーはホール3にブースを構える

最先端のウォーターレストイレ、クレサナも出展! さまざまなキャンピングカーの既存のトイレと置換することができるのも特徴で、最近は「VANTECH車のユーザーをはじめ、他メーカーのキャンピングカーに乗るユーザーからもかなり注目されている」とのこと。そう、このクレサナブースの写真は、トイファクトリー から出展されたものだ。

クレサナのCEOであるダニエルベラーさんも、ジャパンキャンピングカーショー2025にに合わせて来日。トイファクトリー代表の藤井昭文さんと行動を共にした。写真向かって右がダニエルさん、真ん中が藤井さん

まだまだ注目の展示はコチラ!

日産自動車は今回「MYROOM」仕様のNV200バネットとキャラバンを持ち込んでいた。木目をふんだんに使ったシンプルでスタイリッシュな車内が特徴で、多彩なレイアウトに展開できる居住スペースはまさに自由自在な自室そのもの。またサスペンションのKYBが作ったキャンピングカー「VILLATOR」は、独自設計のサスペンションはもちろん、トータルで車両そのものを作り上げた代物だ。

ホール4の日産自動車はMYROOMシリーズを展示。NV200バネットやキャラバンをよりナチュラルでオシャレな空間にアレンジ昨今流行りのオシャレなカプセルホテルのような室内。メーカークオリティの高さを改めて実感させられる仕上がりだサスペンションのKYBはフィアット・デュカトをベースにオリジナルのキャンピングカーを制作。移動の際の乗り心地もキャンピングカーを選ぶ上では欠かせない項目なだけに、その乗り味は気になるところ

“キャンピングカーの駆け込み寺”的なショップ、神奈川県横浜市のロッキー2のブースではオリジナルの車中泊仕様「フリードクロスターMV」や「ステップワゴンMV」が展示されていた。完成車両の販売はもちろん、持ち込み車両の換装も対応可能なので、現役のステップワゴンやフリードユーザーにとって、一気にキャンピングカーが身近な存在に感じることだろう。またキャブコン・バンコン・車中泊仕様以外の選択肢として、キャンピングトレーラーも忘れてはならない。そんなキャンピングトレーラーのパイオニアなのが神奈川県綾瀬市のインディアナ・RVだ。同社のブースでは新モデルのインディアナ300など、牽引免許不要のお手軽モデルを中心に展示している。

ルーフエアコンの室外部分もボディ同色にペイントされているのは細かなワンポイントだが、非常に嬉しい

最もコンパクトな「インディアナ300」は完全日本仕様としてそのサイズ感から人気を博している

一般社団法人日本RV協会(JRVA)のブースでは、キャンピングカーの存在意義について改めて考えたい。もちろん人生を豊かにするための道具としての側面が強いキャンピングカーだが、近年では災害時などの緊急シェルターとしての活用方法も注目が集まっている。ダイレクトカーズでは同社の定番モデル「トリップ」をベースに防災時に特化させた「トリップシェルター」を製造している他、実際に昨年1月の能登半島地震には60台ものキャンピングカーを現地へ派遣し、復興作業に尽力する自治体職員やボランティアのベースキャンプとして活躍した。名古屋のホワイトハウスでは注目が集まる5ドアモデル「ジムニーノマド」にポップアップルーフをインストールしたキャンパー仕様のカスタムモデルを早速展示。また新型フリードクロスターをベースにした「Style_iD」のコンセプトモデルも展示しており、同車は20項目以上のカスタマイズ箇所から好きな組み合わせを選べる、スペシャリティキャンピングカーの仕上がりだ。またホール1の入口付近でひときわ存在感を放っているのはフジカーズジャパンが展示する「Off-Road Camper VAN」だ。メルセデスベンツのアロクスというトラックがベースの8輪駆動車で、その巨大な体躯はまさに圧巻のひと言に尽きる。

防災という観点からも役立つキャンピングカーについて、ぜひJRVAブースで考えてみてほしい

編集部注目のStyle_iDはまさに十人十色を体現したモデル。カラーバリエーションだけでなく、ポップアップルーフやオーニングの有無など、自分に合ったコーディネートを選ぶだけでも楽しめそうだ

もはやスーパーアンビュランスやハイパーレスキューの車両といったレベル。ドイツだけに陸上戦艦と呼ぶべきか

昨年より1ホール増えて、1~6ホールとなったことで休憩スペースが増えたのも嬉しいポイントだ。フードエリアの他にも会場内の各所にベンチやスツールが配置されているので、こまめに休息を取りながら楽しんでほしい。またペット同伴での参加者の姿が多く見られたのも特徴だろう。ドッグランの他にもリードやお洋服などワンちゃんのファッションアイテムを販売するテントがあったり、家族連れで1日楽しめるイベントとなっている。気軽に遊びに行ってみてはいかがだろうか?

フードエリアはお昼時にやや混雑していたので、テイクアウトして休憩スペースのベンチで食べるのもアリかもしれないワンちゃんを連れた参加者の姿が多かったのも印象的だったちなみにオートキャンパー編集部のブースはホール4の”Y-16”になります。ぜひ遊びに来てくださいね~!

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