お知らせ

キャンピングカーで「日本列島RVパークの旅」第22回RVパーク Luxway(ラグウェイ) 南アルプス(山梨県)

キャンピングカーや車中泊仕様車でどこに泊まれるのかというと、道の駅や有料道路のパーキングを連想しがち……。でもこれらの場所は、休憩のための仮眠はオッケーでも宿泊できる場所ではありません。そこで利用したいのが、RVパーク。キャンピングカーの製造メーカーやディーラーで構成される日本RV協会が設置を進める「快適で安心して車中泊できるスペース」のことで、入浴施設やトイレ、電源設備などが備わります。実際にオートキャンパー WEB編集部が全国各地のRVパークに実際に泊まってその魅力をお伝えします。なお、2025年6月15日現在、日本全国にRVパークは528カ所ほど存在しています。

歴史や文化、自然の恵みが盛りだくさんの南アルプス市

ラグウェイ南アルプスのある南アルプス市は山梨県の西部に位置し、2014年6月に市の全域がユネスコエコパークに登録されている自然豊かな地域。市内からは西の櫛形山や北の八ケ岳、東の大菩薩嶺や南の富士山など、360度さまざまな高峰や名峰を見ることができる。
山々に囲まれたこの地は甲府盆地の西部ということもあり、盆地特有の内陸性気候で夏は高温・冬は厳寒なのが特徴。御勅使(みだい)川扇状地を中心とした市の東側は、樹園に囲まれるように市街地が形成されている。

こうした地形から、ここ南アルプスはフルーツが有名。日本一の生産を誇るすももをはじめ、さくらんぼや桃、ぶどうに柿などが生産され、数多くの観光農園が点在し果物狩りなどが楽しめる。さらに文化・史跡巡りについても見所が充実。縄文時代から近代に渡り、各時代の人が作り出した歴史や文化を巡ってみるのも面白いだろう。

富士山も望めるゆったりしたパークで癒やしの時間

区画は長さ7.5×幅3.8mで、その横には長さ5m×幅3.5mの瓦チップを敷き詰めたフリースペースも用意。ここではタープやテントを張ることも可能で直火でなければ焚き火もオーケー。中央の区画は長さに余裕があるのでフルコンや大型トレーラーでも使いやすい

RVパークはレンタルキャンピングカー「ラグウェイ」が運営。設備は別表のデータを見ても分かるとおり、発電機の利用ができない以外はフル装備。それだけに留まらず、区画内には瓦チップを敷いたフリースペースも用意。ここはサイドオーニングやタープ、テントの展開をはじめ、焚き火台を利用した焚き火も可能。さらに各区画に炊事場も備わりまさに至れり尽くせりの環境。アクセスも良好で、中央道と2021年8月に全面開通した中部横断道が交わる地点のそばにあり、中央道なら甲府昭和ICか韮崎ICから15分、中部横断道なら白根ICから10分だ。
徒歩5分で行ける「ふるさと文化伝承館」に併設される「湧暇李の里 樹園」は市が運営している源泉掛け流しの温泉施設で、パーク利用者なら通常の利用料750円が500円(大人のみ)とお得になる。

食事も徒歩圏内に中華料理店やコンビニがあるほか、クルマなら近隣にいくつか飲食店があるので困ることなし。
宿泊した日は天気が良く、パークから夕焼けや朝焼けに染まる富士山を眺めながらゆったり。近くには住宅があるものの、夜はとても静かなことに加え設備が充実しているので快適さもワンランク上。南アルプスの自然豊かな風土や文化を十分堪能できた。

ラグウェイの本業であるレンタルキャンピングカー事業。アドリアのツインプラス540SP、コンパクトスプリームSP、マトリックススプリーム670DLの3台を用意。県内はもちろん、県外からの利用者も多く、車両の見学もできる。自家用車を預けてのレンタルが可能で、キャンピングカーを購入する前に試乗がてら旅に利用するのもオススメゴミは専用のゴミ袋(500円)を購入してゴミ捨て。ビンや缶、ペットボトルを捨てるのは無料。ダンプステーションの利用はパーク利用者が無料で、立ち寄りで使う場合は有料(1000円)管理棟の裏手にある共用手洗い場は3区画にしては広々とした作りで、電子レンジも備わる

シャワーの利用は1人300円でシャワー室は脱衣所も広々。管理棟に併設されており、トイレも含め常に清潔で使いやすい

敷地内のガレージ横にあるコインランドリー。毛布などの洗濯も行える大型タイプ

湧暇李の里 樹園

地下約1000mから湧き出る源泉かけ流しのお湯は約36~37度Cのぬるま湯でじっくりと身体を温めてくれる。泉質はトリウム、塩化物・炭酸水素塩泉で神経痛や冷え性に効果的。パーク利用者は大人750円が500円で入浴できる(子どもは300円)

南アルプス市野牛島2722

055-285-4131

営業時間:10:00~21:00(受付終了20:30)

道の駅しらねは情報館としての運営がメイン。登山・史跡巡りなど、さまざまなパンフレットが用意されており、旅の情報を得るのにお薦め。農産物直売所や加工品などについては県道39号を挟んだJA南アルプス農産直売所が受け持つ

道の駅しらね

南アルプス市在家塚595-1

日本酒やワイン、加工食品をはじめ、旬の果実や野菜など豊富なお土産や食材を販売。併設されるイタリアンレストラン「田舎カフェORCHARD」も人気で、ピザをテイクアウトして地元ワインとあわせパークで楽しむ人も多いとのこと

総合交流ターミナル ハッピーパーク

南アルプス市徳永410 

055-285-2088

www.happy-pk.jp

市内にある超人気ラーメン店でオープンの11時前から行列ができ、14時ごろには売り切れてしまうほどの人気ぶり。駐車場も広くて駐車もしやすい。写真の醤油そばは980円

中華そば 秋山

南アルプス市徳永231-30

投稿日:
カテゴリー: お知らせ
企業情報
お問い合わせ