オートキャンパーWEB編集長が昭和のキャラバン(キャンピングカー!?) 買ってみた!12 ヘッドガスケット交換!
1973年型の日産E20型キャラバンを買って約2年。後部スペースに畳と台座がインストールされた文化住宅みたいな車内&当時ものクーラーの部品一式が付属する条件に一目惚れしして、銀行ローンをフルに使って購入!畳も張り替えて、やっとオートキャンパー WEB編集部っぽく、このクルマを取材の足、戸外生活を楽しむためのキャンピングカーとして楽しむ?! なんて程遠かった。今回も(?)、修理ネタだ。
オートキャンパー5月号の付録ブックホルダー(ページを開いたまま保持できるホルダー)は、こういうときも便利
2025年末ごろから始まった水温「高い高い」問題、結局ヘッドガスケットの抜けが原因だったということがわかった。その修理が不完全だったために、何度も同じ作業を繰り返して今に至る。
その原因について振り返ってみよう。今後、しばらく重整備のコンテンツは、この連載には登場しないはずだ。かわりにどこそこへ行ったとか、車中泊に関して面白おかしい?実体験を綴っていくつもりなので、今回に限って?もう一度その整備内容のつらかったことを思い出として語らせてください。
エンジン内で冷却水漏れ完結編?
その1〜思い込みで、アフターマーケット製を使っていた
ヘッドガスケットは純正で製造廃止だと思っていた(ほかは全部だめ)が、実は供給されていた。それに気づくまで、海外製の微妙に寸法の合わないガスケットを加工して装着していたため、密着不良が起きていた(ような気がする)。
スタッドボルト穴がちょっと狂っている海外製ガスケットを使用して修理した。スタッド穴の位置が微妙に合わず、拡大して使用していたのだ
その2シリンダーとかヘッドの歪みが限度だったのかそうでなかったのか、実はわからない
シリンダーとヘッドはガスケット(気密性を保つシール)を挟んだ上で、ボルトで締結されている。
今日のエンジンは、その2つが重なる面は、1/100mm単位でその歪みが管理されていて、平らであればあるほどいい。対して、昭和48年型のキャラバンのJ16型エンジンは、ヘッドのひずみは0.10mm以内に管理されていて、そこからたとえばオーバーヒートで0.20mmになってしまうと交換なり表面を削って均す必要がある。ついでに言うとブロックは0.05程度で、限度は0.10mmだ。
許容数値以内なのに、気密性が保てないのはなぜだ。たぶん、ストレートエッジではなくアルミ定規を使ったせいかもしれない。この状態でも、0.10nmmのシックネスゲージは入らない
歪み限度が0.03mmの現行車と比べるとキャラバンはケタが違うほどアバウトだが、ヘッドとブロックの表面を削って修正可能な量は、ヘッドとブロックの研磨量の2つ合わせて2mmまで。現行車と比べると、ずいぶん許容量や耐久性があるように思えなくもない。
にも関わらず、オーバーヒート(と思われる)したうちのキャラバンは、2度ヘッドガスケットを交換してもダメ。だいたいヘッドが2回やって2回ともすぐヘッドガスケット抜けと呼ばれるトラブルが発生した。ピストンの「吸気・圧縮・燃焼・排気」工程のどれかで、ヘッドガスケット(シール)が用をなさなくなり、冷却水通路が決壊してしまったのだ。アルミ定規とシックネスゲージによる歪み測定に限界を感じ、内燃機加工業社の門を叩くことにした。
修理してすぐ、冷却水(クーラント)が、通路を越えて、シリンダー内部に侵入。オイルと冷却水が混じってしまった。ヘッドガスケットを2回交換したが、いずれも失敗ヘッドを真っ平らに削ってくれる内燃機加工業社を探していたら、Twitter(現X)で内燃機加工をやってくれるところを発見!送付から返送まで3日でヘッド面研が完了。
山形県にある萩工舎は、別料金で即日ヘッド面研仕上げを行ってくれるフットワークの軽い内燃機屋さんだ。気になる人は、DMを送ってみるといい。宅急便でヘッドを送り、最短3日でヘッドが戻ってくるこのサービスは、今流行りのコスパとタイパも抜群である(価格は1万9800円)。真ん中が0.05〜0.07mm凹んでおり、それを均すため全体を0.14mm削ってくれたとのこと。
その3これで大丈夫なはず
ショート動画もどうぞ!
戻ってきたヘッドを念入りに脱脂の上、組み付けると過去最高に具合がいい。これでやっと、オートキャンパーWEBらしく、車中泊ネタに戻れるんじゃないかと思います!
動画もどうぞ。YouTubeにもロングバージョンがアップされています!https://www.youtube.com/watch?v=R49hJHA0y_A


